赤ちゃんの箱椅子は、修行させてもらった工房でも大人気の椅子でした。
作った方からは、
「赤ちゃんでも、自分の定位置が必要みたいで、必ず箱椅子に戻ってくるんです。」
「自分の椅子をお姉ちゃんに使われるのが嫌で、必死に取り返しに行ってます。」
など、小さくても自分の居場所として愛されているようでした。

また、全国の工房やモノづくりが好きな人たちが、微妙に異なった寸法で色々と作っているようです。
人気の理由は

①赤ちゃんが安定して座れる。
②ひっくり返せば座面高さを変えられる。
③横にすれば、テーブルになる。
④本棚や台としても使える。
⑤ホームセンターにある材料で、つくることができる。

だと思います。
とてもシンプルなカタチの中に、これだけの機能を備えているモノは中々ありません。
見た目以上に、優れたデザインだと思います。

完成品も素晴らしいのですが、実は制作過程にも木工の基本がたくさん詰まっており、モノづくりが初めての方にも、とても勉強になる作品なのです。
・大きな穴開けと小さな穴あけがある
・トリマーでの面取りは、手持ちとトリマーテーブルで行う
・ズレたり隙間をあけることなく木材を接続する方法
・ビスを見えなくする方法(埋め木)
・紙やすりで表面をスベスベにする方法
・塗装の基本  などなど。

一度Slow & Politeのワークショップでしっかり基本をマスターした後に、ホームセンターで材料を切ってもらえば、自宅でも追加制作が可能です。
自宅に工具が無い方は、シェア工房をご利用頂き、たくさん作るのもOKです。

定員

 6人

料金

 ¥7,100(1日間)

樹種

 ラジアタパイン集成材

デザイン