玄関でお客様に使ってもらうのも、リビングでモノを飾るのも、多くの友人が来た時の非常用として使うのも、OK。
色んな場面で万能に使えるスツールです。
座面をペーパーコードで編んでいますので、夏でもおしりが蒸れず快適に座って頂けますし、板座と比較して軽量なので移動が楽です。
貫の高さを前後で変えていることも、一つの工夫です。
貫には椅子の強度と剛性を高める役割もありますが、フットレストとしても機能しています。
足をのせた時、気持ちの良い方を使って頂ければと思います。
ペーパーコードはナチュラル色以外にもカラーがあります。
アイデア次第で色んな組み合わせが可能です。
(2023.7現在、残念ながらグレー色は廃盤になってしまいました。)
編み方も、3本づつまとめる方法以外に6本でまとめる方法もあります。
縦糸優先と横糸優先でも表情は変わります。
このスツールでは試したことはありませんが、Yチェアの様な全く異なる”封筒編み”と言う編み方もあります。
Yチェアを封筒編みで編み直したことがありますが、綺麗に編むのはちょっと難しいので、初心者にはおススメしません・・・。
座編みだけでも色々な方法があり、楽しいです。
下の「デザイン・ギャラリー」に色々な編み座バリエーションをのせましたので、ご覧ください。
この編み座スツールは、気軽に作って頂けるよう、パーツの製材と大まかな加工は完了したところからスタートします。
トリマーと言う機械を使って角を丸く加工し、組み立てる前に紙やすりで表面を綺麗に整えます。
組み上げた後ですと、パーツの接続部分などはヤスリをかけるのが難しいためです。
その後、組立てに入りますが、ホゾ組みという強固な接続方法を採用していますので、しっかりと組んでいきましょう。
ホゾ穴にホゾをはめ込んでいきますが、キツキツに作っていますので、手やゴムハンマーでは最後まで入っていきません。
木工用接着剤を塗布した瞬間から木は膨張し始めますので、のんびりしていると、更に組みにくくなっていきます。
「ゆっくり丁寧に」をモットーにしていますが、ここだけはスピーディーに進めましょう。
二人で協力するのもおススメです。
しっかりと奥まで組み上げるには、強力なクランプを使います。
グイグイとホゾが入っていきます。
組上がりました!
上側のホゾは大き目だったので、最も強力なパイプクランプを使いました。
この後は、塗装です。
座編みのみのプランは、ここからスタートします。
組み上げて塗装を終えたスツールに、ペーパーコードを編んでいきます。
何度も上下を反転させながら、コードをクイクイと引っ張りながら編んでいきますので、二人でやると一気にスピードアップできます。
夫婦や仲の良い友人、ご家族で編むのがおススメです。
最初のうちは慎重に進めていますが、慣れて調子に乗っているとついコードがクロスしたことに気づかず進んでいたりします。
そうなると間違ったところまで戻って、編み直しです。
調子に乗るとろくなことはありません。
最後の方になると指の入るスペースがなくなり大変ですが、そこを乗り切ると完成です。
定員
6人
料金
加工~組立~座編み:¥28,200(3日間)
座編みのみ:¥34,200(1日間)
樹種
ブナ、ブラックチェリー、他の樹種も選べます。