ちょっと珍しい縦型のティッシュボックスです。
縦型はテーブルの上に置いても場所を取らずティッシュが取り出しやすいことが特徴です。
ティッシュボックスのサイズはティッシュ本体のサイズに依って様々な寸法で作れます。
調べた中ではクリネックスが最も大きく、紙箱でなくビニルで覆われたソフトタイプが最も小さいようでした。
写真はソフトタイプに合わせて作りましたのでコンパクトに仕上がっています。
幅130mm 高さ217mm, 奥行118mmほどです。
前板はマグネットで固定されていますので、ティッシュの入れ替えも簡単です。
ネオジウムと言う強力なマグネットを使用していますので、ティッシュを取り出す時に外れてしまうことはまずありません。
前板はブックマッチと言う方法で作ります。
これは一枚の厚い板を縦割りして、本を開く様に広げ、接ぎ合せた構造です。
これにより前板の木目はほぼ対称になり、精緻な表情を見せてくれます。
それだけでなく、無垢の木は木表(木の外側)に反る傾向がありますが、この構造では前板の左右で木表、木裏が異なるため反りが軽減されます。
ティッシュ取出し口は糸鋸で切り抜いて作りますので、オリジナルのデザインが可能です。
側面は一枚の板を切って作りますので、木目がぐるりとつながっています。
無垢の板を贅沢に使った美しい構造です。
コーナー部分は45°の合わせになっていますので、木口の見えない綺麗な構造を採用しています。
もちろん錆びや劣化が懸念される釘やビスは使用していません。
補強のために入れたカンザシは強度を高めるだけでなく、デザイン上のアクセントにもなっています。
夏にはご近所の女性が作りに来てくれました。
モノづくりのご経験はありませんでしたが、一つ一つの手順を丁寧にこなして、無事完成しました。
3日間かけて丁寧に綺麗に仕上がりましたよ。
メープルの杢がお好きな方で、前板にキラキラした杢が現れた木を選んで頂き、世界に一つだけのティッシュボックスが出来上がりました。
定員
3組
料金
¥9,100(2日間)
樹種
ハードメープル、ヨーロピアンビーチ(+¥0)、ブラックチェリー(+¥400)、ブラックウォールナット(+¥700)