ちょっと珍しい縦型のティッシュボックスです。
テーブルの上に置いても場所を取らずティッシュが取り出しやすい設計です。
前板がマグネットで固定されていますので、ティッシュの入れ替えも簡単。
ネオジウムと言う強力なマグネットを使用していますので、ティッシュを取り出す時に外れてしまうことはまずありません。
前板はブックマッチと言う方法で作られています。
これは一枚の厚い板を縦割りして、本を開く様に広げ、接ぎ合せた構造です。
これにより前板の木目はほぼシンメトリーになり、精緻な表情を見せてくれます。
それだけでなく、無垢の木は木表(木の外側)に反る傾向がありますが、この構造では前板の左右で木表、木裏が異なるため反りが軽減されます。
側面は一枚の板を切って作りますので、木目がぐるりとつながっています。
コーナー部分は45°の合わせになっていますので、木口の見えない綺麗な構造を採用しています。
もちろん釘やビスは使用していません。
補強のために入れたカンザシは強度を高めるだけでなく、デザイン上のアクセントにもなっています。
上部のティッシュ取出し口は糸鋸で切り抜いていきますので、オリジナルのデザインが可能です。
実はティッシュボックスのサイズはメーカーにより様々な寸法があります。
調べた中ではクリネックスが最も大きく、紙箱でなくビニルで覆われたソフトタイプが最も小さいようでした。
サンプルはクリネックスに対応できるように、最大サイズで制作しましたが、いつも使うティッシュが決まっていれば、それに合わせて作ると、コンパクトなサイズになりますね。
夏休みには小学生の女の子が作りに来てくれました。
ティッシュの取り出し口を個性的なシャープな形状にして、オリジナルな作品ができました。
2日間かけて丁寧に綺麗に仕上がりましたよ。
ひとつひとつ異なる木目、自分で考えたデザイン、世界に一つだけのティッシュボックスをつくる時間は、充実したひとときになると思います。
定員
6組
料金
¥7,900(1日間)
樹種
ハードメープル、ブラックチェリー(+¥300)、ブラックウォールナット(+¥600)